施設サービスの利用
  老後も自宅で過ごしたい、家庭でずっと暮らしたいと多くの人は考えています。しかしながら、実際に年をとってから寝たきりになって、身体が思うように動かなくなってくると日常生活上様々な問題が起こってきます。そしてたいていそうした高齢者等の介護をするのは、配偶者や子そして子の配偶者となっています。これらの人が入浴、着替え、排泄などの面倒をみているのが実態ですが、長期にわたる介護の負担は家族に重くのしかかってくるのです。
 まだ面倒をみてくれる身内がいるお年寄りは恵まれているほうで、配偶者を失い、介護してくれる家族もなく、身体が思うように動かなくなった寝たきりのお年寄りなどは火の元が危険だから移転を迫られるアパート暮らしのお年寄りも少なくないと聞きます。
 このように「家族が介護できなくなった」、「身体が思うように動かなくなり一人暮らしができなくなった」、「身体が思うように動かなくなったために引越しを迫られた」などという状況になれば、どうしても介護施設への入所が必要になってきます。
 女性も男性と同じように社会に出て働くことが当たり前になった現在、家族のみで行う介護ではどうしても限界があります。こうした日本の社会情勢をみても在宅サービスだけでは、どうしてもカバーできない部分がでてきます。介護保険制度ではこうした社会情勢を踏まえて施設サービスも在宅サービスと同時にスタートさせました。これは核家族化が進む日本において非常に意義のあることだと言えます。
施設選びのポイント
要介護者の状況を考慮した上で

■常時介護が必要な場合
 特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、ケアハウスなど適しています。

■機能訓練を重視する場合
 介護老人保健施設が適しています。

■長期にわたる医療ケアが必要な場合
 介護療養型医療施設が適しています。

 様々施設がありますが、ケアマネージャーなどの専門家の意見を聞きながら最適な施設を選択されることををお勧めします。